島男(草なぎ剛)は、出社する。
家のカレンダーには、家を明け渡すまでの
日にちを示すようにバツ印が書いてあった。
遺影の母の写真を見る
まり子(木村佳乃)は龍太(山本耕史)の元に行っていた。
まり子は、龍太が谷崎(小原雅人)に会って、何を言ったか問い詰める。
龍太は、谷崎が家族を捨てる気がないので
別れろと言ったというのだ。
まり子は、何の権利があってそんなことをするのかと
龍太の頬を叩く。
2度と顔も見たくないと龍太を責めていた。
島男は、経済戦略フォーラムに出席していた。
そこには、企業の著名人が集まり
島男のことを、あんなに説得力のある演説は初めてだという者、
ミケーレも島男のことを絶賛してると
島男は、いつしか有名になっていた。
そこにロイドブラザーズの
桜庭(鶴見辰吾)が島男に独立を勧める。
リオハにて。
そこで島男は、香織(松下奈緒)と話していた。
島男は、香織が高柳社長(堤真一)のことをどう思っているか聞く。
島男は、先日の東條貿易の件で、高柳の下で働くのが
嫌になっていた。
高柳は、すっかり島男が人気者になったと七海(和久井映見)に話していた。
業界で名前を上げると優秀な人間が集まってくる。
島男は、飛躍的にステップを上げていた。
七海は、その名前を利用すると、飾りもついてくるが
危険も伴うという。
ヘッドハンティングの恐れを懸念していた。
今、人脈を持って人気者になった島男に辞められたら
困るのではと話す。
香織は、島男がもらった名刺の数々を見ていた。
その中に、ロイドブラザーズの桜庭の名刺を見つける。
そこは、外資系の投資会社だった。
島男は、桜庭に独立を勧められたことを話す。
自分ができるわけない、そんなに甘くないと
謙虚に思っていた。
島男は、家に帰る。
まり子が部屋の整理をしていた。
家に住めなくなる日が、少しずつ近づいていた。
まり子は、いつか家を買い戻せるかなというが
古い家だから、取り壊されてしまうだろうと言う島男
まり子は、父も、母も工場も家も
みんなわたしたちの前から消えてしまうと
悲しい顔を見せた。
島男に電話がかかってくる。
ロイドブラザーズの桜庭からだった。
話は独立の件だった。
桜庭は、島男のことについて調べたという
借金を肩代わりするという条件まで提示してきた。
企業すべきだと勧める桜庭。
今のままだとねじを作っているのと一緒
高柳社長のやり方に不満があるのなら
ロイドブラザーズが全面的に援助するというのだ。
島男は、自分の身のほどを知ってるつもりだと
断る。
徹は、島男に話しが有ると呼び出した。
東條貿易の件で、俺のことを鬼だと思ったか、
会社をやめようと思ったかと島男に尋ねる。
否定する島男。
高柳は、今度の取締役会で、島男のことを
取締役に推薦するという。
それは、経営者の一員になるということだった。
島男は、困惑する。
自分はそんな器ではない。自信もない。
それに、よりえらくなっていくということは
社長の命令を聞かなくては行けないということになる
それは嫌だと答える。
この間のような思いをするのは、まっぴらだった。
高柳は、話を変え、島男の家のことを尋ねる。
島男の家は、2週間後に明渡すことになっていた。
取締り役員になると、社員をやめることになり
退職金が出るという。
その退職金は、借金が払える金額を出すと言うのだった。
龍太と島男は、一緒に話をしていた。
島男の様子に何か合ったのかと龍太が尋ねる、
島男は、取締役にならないかと言われていることを話す
借金も返せるし、いい話だった。
しかし、島男の本心は、東條貿易の転売の件で
もう高柳の下で働きたくないという。
犯罪の片棒を担いでいるようだった。
龍太は、なぜまり子の帰りが遅いのかを島男に尋ねる。
まり子は、残業をしてたいのではなく
仕事のあと銀座のクラブで働いていたのだった。
まり子は、銀座のクラブでルナという源氏名で働いていた。
そこに谷崎がお客としてやってくる。
龍太は、それを聞き、犯罪の片棒というが
普通のビジネスだと話す。
家や、まり子のことを考えたら悩むことはない。
確実に幸せになるヤツがいる。
まり子のことをわかってやるように島男に言う。
俺は、何もできないから・・と龍太。
まり子は、谷崎に龍太がとんでもないことをしたと
謝る。
しかし、谷崎の言葉から、実は、龍太は、谷崎の前で
土下座をし、まり子とヨリを戻すように泣きながら言ったという。
谷崎は、龍太が本気だということがわかったと
言っていた。
かつおの刺身を置いていったという。
あのバカ・・とまり子は、涙ぐむ。
帰り道、龍太は酔っ払って歩いていた。
そこにまり子が待っていた。
まり子は、龍太の頬を触る
叩いてごめん・・と謝る。
そして、龍太の頬をそのまま引っ張った。
じゃあ、とまり子は、走りながら家に帰る。
そんなまり子の後ろ姿を見て、
ちょーかわいい〜という龍太だった。
龍太は、やっぱり優しいヤツでしたね。
余計にまり子とうまくいって欲しくなりました。
島男は、神妙な顔で、まり子の帰りを待っていた。
島男は、龍太からバイトのことを聞いたと話す。
島男は、高柳社長が全額都合してくれたので
家を明渡さないで済むことを話す。
うれしくて、泣き崩れるまり子。
高柳社長にお礼言わないとね、というまり子。
島男は、少し複雑な顔をしていた。
翌日、高柳に取締役になることを受けると
返事する。
高柳は、役員は、社員でない。
まったく別の仕事であること。
取締役は、経営者だということを説明する。
島男は、自分のやり方でしかできないが
それでいいかと高柳に了解をもらった。
社内では、島男が取締役になることが
発表される。
島男の下には、香織と宮沢(鈴木浩介)がつくことになる。
おめでとうと皆に祝福される。
神谷も、むかつくような出世しやがってと口は悪いが
笑顔で祝福する。
しかし、その一方で、島男のことを心配する。
七海は、高柳にとんでもないことを思いついたのねと話す。
肩書きや、報酬を与えれば、普通の人間は大人しくなる。
しかし、島男は、違う。
一筋縄ではいかない、今まで見たことがないタイプだと話す。
例外かもという七海。
高柳は、ビジネスには麻薬のような力があると話す。
その力に取りこまれ、持てるものは、すべて欲しくなり
勝ち続けるしかなくなる。
2度と負けられなくなると話す。
底無しの欲望、それから逃れられる人間はいない
例外は無いと言い切る。
まり子は、仏前に島男を見守るよう手を合わせていた。
島男が出社するに当たって、お迎えの車が来ていた。
到着すると香織と吉沢がつく
みんなが鈴木取締役と挨拶をする
取締役会議室に入る。
就任したことを紹介された。
島男には、取材が入る。
写真を撮られ、インタビューを受ける
しまいには、TVにも出た。
その映像を見たまり子が録画しようと
ビデオを入れるが、場面が切り替わってしまう。
島男は、ギガワークスという会社に来ていた。
ギガワークス社長の長谷川と挨拶する。
宮沢は、特にギガワークスと仕事をするのを喜んでいた。
そこでは、共同出資で、よい作品を作ろうという
話になっていた。
宮沢は、昨日の件で、話に説得力がついたと
喜んでいた。
三億分の経費の見直しを希望してくる。
島男は、高柳に相談するが
島男は、担当役員なので、一人で10億、20億を動かせるようになったと
言われる。
一つだけ、高柳から忠告があった。
島男は、従業員ではない。
取締役の違いは、責任の重さであり
利益をもたらすかどうかだという
それだけは忘れないようにと言われる。
ギガワークスとは、契約していないのにもかかわらず
既に11億もの経費がかかっていた。
こちらが本気という意思を見せなくてはという宮沢。
島男は、経費が三億増えることに承諾し
印鑑を押した。
契約を急ぐよう宮沢に言う。
島男の元に桜庭から電話がかかってくる。
取締役就任おめでとうと祝辞が届く。
桜庭は、島男が取締役に就任したことによって
価値があるという証明になったと話す。
独立を勧める桜庭。
気長に待つと電話が切れた。
その様子を香織が見ていた。
まり子と龍太と共に夕食を食べる島男。
しかし、島男は、本を読みながら食べる。
ずっとこんな調子だとまり子は言う。
島男のスケジュールは、ぎっしりつまっていて
毎日忙しく動いていた。
ギガワークスの長谷川社長とは、
出張続きで会うことができなかった。
リオハにて。
豊田(金田明夫)も島男の出世に喜ぶ。
島男は、スタート地点に立ったと話す。
今、自分が取締役になったのは、高柳の思惑で
自分の実力ではないという
100回言われればそういう気持ちになる、
高柳社長のようになれると守子(佐藤江梨子)。
島男は、高柳に作られた取締役ということをわかっていた。
高柳のようにはならないという島男だった。
香織と帰り際、鈴木取締役という香織に
その呼び名をやめるように言うと
島男さん、今度の日曜映画見に行きませんか?と
誘われる。
たまには、息抜きしないとと香織
喜ぶ島男。
デートでは、靴下をびっこで出かけてしまう。
映画を見る二人。
途中電話が入ってしまう。
ギガワークスが契約を待ってくれと言ってきたのだ。
長谷川社長に会いたいと何度も言っていたが
捕まらないという
直接会いに行くという島尾だった。
ギガワークスについてから、
トイレにいく島男。
そこで長谷川社長とフォーラムでみた会社の社長がいた。
2人は、提携を結んでいた。
ようやく長谷川がくる。
島男は、すぐに契約書にサインを促したが
長谷川は、今、イーワイヤーと提携を結んだところですという。
島男は、イーワイヤーの動きを察知できなかったのか
責めていた。
現時点で、14億の赤字。
何かできることを宮沢に求めても答えはでない。
一人で考えますという島男だった。
龍太とまり子と共に夕食を食べるが
島男はイライラしていた。
まり子が島男に話を振るとうるさい!考え事をしていると怒鳴りちらしていた。
そんな島男を見て
大目にみてやれ、あいつ大変なんだという龍太だった。
島男は、部屋に閉じ篭った。
株主と従業員に利益をもたらすことという高柳の言葉を思い出していた。
島男は落ちこんでいた。
お昼も喉を通らなかった。
そんな島男を見る香織。
そんなに悩まないで
島男さんらしくないわと励ます。
僕らしいというのはどういうことですか?
どういうのが僕らしいですか?
それは・・と香織
いつも前向きで人のために一生懸命という香織
今でもそうだ。だから困っていると島男
役員にになったばかりで誰も責めないという香織に
責める責めないいではない、
14億そのまま消えちゃうんですよと、その事実に落ちこんでいた。
島男は、悩んでいた。
宮沢にギガワークスで実際動いている人数を20人と聞く。
島男は、その20人を引き抜くことを考え付く。
その人間で作品を作るというのだ。
ギガワークスが骨抜きになると言われたが
約束を破ったのは向こうだ
14億ドブに捨てるわけにはいかない、
今手を引くわけにはいかないと島男
神谷と七海が顔を見合わせて、島男のやり方を見守っていた。
ギガワークスの社員は、1度は引き抜かれることを断わるが
新会社の株式を分け与えることを条件に
この20人全員を引き抜くように島男は命令する。
フロンティアに長谷川が泣きついてくる。
従業員を返してくれと長谷川。
会う必要ない、お引き取りするように島男が言う。
なんて伝えましょうかという問いに
あいにく出張中で不在ですと伝える。
出張なんてうそだと長谷川
ギガワークスは倒産。
ギガフロンティアを設立した。
島男は、まだ浮かない顔をしていた。
ギガワークス倒産のことで落ちこんでいるんですか?と香織
そんな風に自分を責める必要ないという
鈴木取締役は、会社の為にそうするしかなかったと
みな理解してるという。
違う、そうじゃないんです、と島男
スタッフを引き抜いたとき、ギガワークスが倒産したとき
気持ちよかったと話す。
株主や従業員のことなどこれっぽっちも考えず
ゲームに勝つことだけを考えていた。
そして、そのゲームに勝った時、今まで経験したことのない
快感を覚えていたという。
島男は、ギガフロンティアの社長になっていた。
七海は、高柳に
望んだとおりになってよかったわねと話す。
高柳はその様子を見る。
拍手で迎えられる島男。
導かれるように舞台に立った。
島男の顔が後半まったく違ってました。
これが高柳の言うビジネスの麻薬なんでしょうね。
島男は、取り付かれてしまったようです。
そのビジネスの麻薬の話をした高柳。
彼はどうだったのでしょうか。
今も麻薬に取り付かれているのでしょうか。
島男とは、違う感じに見えました。
このまま島男は変わってしまうのでしょうか。
島男がフロンティアを出ていく日も
あるのかもしれません。
ビジネスの成功は、人格さえも変えてしまうのでしょうか。
そうだったら、少し寂しい気もしますね・・。

主題歌です^^
恋におちたら | |
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さっそくTBさせていただきます。
今回の島男の豹変振りにはびっくりしましたが
でも損失を考えるとやっていかなくてはいけない
ことなのかもしれないですね。
そしてそれが成功したとき初めて麻薬が効き始めるんでしょうね。
これからの島男どうなっていくのか・・・
できればまたもとの島男に戻って欲しいと
思っていますが・・・
私も今回の島男の変わりっぷりにはびっくりしました(*_*)顔まで鬼のように恐くなってるし・・・
高柳はビジネスと言う名の麻薬だと言ってたけど、高柳も麻薬にかかってる人の一人。高柳も企業した当時は、前の島男みたいに人情で仕事をしてた人だったのかなぁ〜と思います(^^;)
みのむしさんへ
島男の豹変ぶりびっくりですね。
でも、利益を守るためには仕方なかったのかな。
私も前のような島男で無くなってしまうのは
寂しいような気がしてます・・・。
yukoさんへ
高柳の過去は、まだ謎な部分が多いので
きっと島男みたいな時期があったのかもしれないですね。
ビジネスの麻薬のこともよくわかってるし。
これからどんな方向に進んでいくか、わかりませんね。
元の島男に戻ったら、また貧乏になったっていうのも
なんだかなーって思います(^_^;)
今まで高柳に何を言われても島男らしさを失わなかったのに、今回は豹変でしたね。次回が怖いwでもすごく楽しみです。次回は無理でもいつかは前のやさしさを取り戻すと思います。今までの島男の「情けは人の為ならず」精神が島男を救う。と、いいなー。
TBさせてもらっています。
ドラマ、今後の展開がすごい楽しみです!
DINさんへ
今までは、高柳に何を言われてもマイペースな
島男だったのに、こうも人間って変わってしまうんですね。
島男らしさを失わず、ビジネスで成功していくことはできるのか
そんなテーマに果敢に挑んで欲しいです^^
よれんさんへ
島男がああなってしまった以上
高柳を倒してしまいそうな勢いですよね。
私もこれからの展開が楽しみです!