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2007年01月08日

瑠璃の島スペシャル2007

あれから2年。
すっかり島の子となり、逞しく成長した中学2年生の瑠璃(成海璃子)。
治衛のところにも里子が増え、島では子供が6人になっていた。
そこに、瑠璃の担任・さなえ(小西真奈美)から東京の研修中で鳩海島の話を聞いた、宮原聖一郎(田辺誠一)と、 瑠璃と同い年の息子・詩音(神木隆之介)が突然、移住してくる。
聖一郎は、5年前に妻が他界しており、父子家庭だった。



瑠璃は、木の断片でいのししの彫りものをしていた。
そこに勇造がやってくる。
瑠璃へのお年玉だと
島の枝だけで作ったベンチだった。
さっそく座る瑠璃だが、勇造は、「これ机だよ」と一言。
うそ?と驚く瑠璃に
「ま、いっか。
島で取れるものだけで作った島の神様のお年玉だよ」といって
2人は笑いあう。

聖一郎は、英語の授業の担任として学校に赴任、
詩音は、担任のさなえから紹介され、さなえは
詩音に手を差し伸べるが、詩音は無視して席に向かった。
校内の休み時間も
一人たたずむ詩音に、ドッチボールに入れるよう、さなえが声をかけると自分でやりますと行ってしまう。

職員室で、さなえは、聖一郎に
「詩音くんがこの島にくることは・・」と
尋ねると、「楽しみんしてたんですよ」というが
あきらかに詩音はさなえのことを避けているようだった。

瑠璃は、木で彫り物を続ける。
それは、いずみの父・照明の思いを受け継ぐものになっていた。
いずみは、体育祭どうする?と持ちかける。
いずみは、新しい転校生の詩音がかっこいいと
気になるようだった。

2人が話しながら歩いていると、ちょうど聖一郎が詩音を叱り
詩音の携帯を捨てるところを目撃してしまう。

島では、みんなで宮原親子の歓迎会を行う。
治衛は、そこで島のリゾート計画の話をする。
しかし、聖一郎は、反対。
「さなえ先生もおっしゃってたじゃないですか。
できるだけこの自然豊かな島で教師を続けたいって言ってたじゃないですか
この島に変化は不要です。
この島らしくありのままの姿を維持することは大事です」と発言する。

聖一郎は、べろべろに酔っ払っていた。
詩音が抱えて帰る。
さなえは、2人を見送っていると
前校長の学がやってくる。
学は、「あなたこの島のことどう説明したんですか」と
聞く。
さなえ自身、島のすばらしさを話したものの
まさか移住してくるなんて・・と戸惑っていたのだ。
学は、「旅行のパンフはよくできています。
あなたがこの島の女神に見えましたか」といい
帰っていく。

瑠璃が勇造と船で漁をしていると
詩音を見つける。
勇造は「君もやるか」と声をかけるが
瑠璃の提案で、詩音を船にのせ海を案内することになった。

2人はウエットスーツとシューノケルをつけ海に潜る。
いつしか、2人は手をつなぎ、2人の周りに魚が群がった。

瑠璃は、こっそり詩音の携帯を拾っていた。
そこには、詩音と仲間たちが撮った写真が
待ち受けになっていた。

翌日、詩音と会う。
詩音は、先日の歓迎会で酔っ払った聖一郎のことを謝った。
また、携帯のことで怒られているところを見られたことも
持ち出し、僕が悪いんだと落ち込む。
瑠璃は、携帯を返すつもりでいたが、そっと鞄に戻した。

詩音は、瑠璃の父親のことを聞く。
瑠璃は、血がつながってないけど
お父さんと呼んでいると話す。
「かっこいいよね。お父さんも君も。
なれるかな。ぼくも」
そこに島の子供たちが集まってくる。
瑠璃は、詩音に『好きになってほしい。この島を』と
強く思うようになっていた。

クラスでは、さなえのお見合いの話で盛り上がる。
瑠璃がこっそり島の住人から聞きつけていたのだ。
「お見合いするの?」と聞くと
さなえは、あまり乗り気でないらしい。
「関係ないでしょ」とさなえが怒っていると
「女性は、自分の靴のサイズを超えたら結婚適齢期なんだって」と
いずみがさなえの靴のサイズを聞く。
「先生26歳だったよね?先生いくつ?」
「28」というと
「でか・・」と詩音。
クラスは笑いに包まれる。

さなえは、詩音に将来の話しないとねと
声をかけると
詩音は「高校行きません」という。

給食の時間。
聖一郎も食べていたが。佳枝に「もう少し緑黄色野菜を増やしたほうがいい」と言ってしまう。
「子供たちには、評判がいいんですけどね・・」というが
「子供たちのいうとおりにしていたら偏りますよ」と
切り返される始末。
そこにさなえがきて、聖一郎に詩音の高校受験について聞く。

いずみは、木にシーサーの彫り物がついている
場所にみんなを連れていく。
おれやってみたら?と瑠璃と詩音にいうが
瑠璃は、照れてその場を離れた。

そのころ、佳枝は、奈津美に
聖一郎から給食のことについて言われたことを
ぐちっていた。
そこに、聖一郎が、食料をかかえてやってくる。
それは、奈津美が、店の残り物を好意で
聖一郎の家に届けたものだった。
しかし聖一郎は、気持ちだけでとそれを断る。
できるだけここでは自然食品だけを口にしたいと
いうのだ。

店で、いずみが詩音に店のものをサービスしてもらおうと手にとっていると聖一郎に見つかる。
「おまえ小遣い渡してないだろ」と無理やり詩音を
連れていってしまう。
佳枝は、自然食品がお好きならどうぞと
聖一郎にとりたてのたこを渡す。

聖一郎と詩音は、とりたてのたこを
前に困っていた。
まだ動くそのたこに、聖一郎は、墨を吐かれてしまう。
笑う詩音に
「何がおかしい!」と詩音は、聖一郎に突き飛ばされる。
「ごめんなさい」と謝る詩音。
聖一郎は、さなえから聞いた高校受験をしないということは
どういうことだと怒る。
詩音は「父さんが行けっていうなら行く」と部屋を飛び出す。
その様子を瑠璃が見ていた。

詩音が飛び出して走っていると、さなえがちょうど
家に向かうところでばったりあう。
さなえは、自分のことを避けている詩音に
言いたいことがあるならと
本音を聞きだす。
詩音は、「なんで父にこの島のことを話したんですか?
なんで父をその気にさせたんですか?
先生のせいですから!」と
さなえを責める本音を見せた。

公民館では、瑠璃たちが、司会をつとめ島のみんなと
体育祭の打ち合わせをしていた。
そこに治衛たちが現れ、開発の件が発表される。

開発の土地は、島の西側。カマドおばぁの土地だった。
開発の内容は、西表島から橋をかける共同事業が
行われるという。
それは、急病が出たときにヘリがいらなくなることを
表していた。
治衛も、島の生活水準が上がると喜ぶが
それには、ある条件を飲む必要があるという。
その条件とは、島の西側の丘にかけての土地に
産業廃棄物の埋め立て施設を作るというものだった。

「この島にゴミを埋めるというの?
冗談でしょ」と瑠璃は、怒りをあらわにする。
島のみんなも動揺を隠せない。
勇造は、「リゾートなら賛成でゴミ処理なら反対か。
俺は、何もいえる立場じゃないけど・・」と部屋を出ていく。

聖一郎は、「何が発展ですが、
この島はこのまま変わる必要はないんです。
実力行使してでもやめましょう」と一人立ち上がっていた。

そこに滋と美月が島に戻ってくる。
カマドおばぁに何かあったのではと誤解のために戻ってきていた。

瑠璃は、勇造や、恵に
「ゴミが埋め立てられることを反対しないの?」と
問い詰める。
恵は、もう遅いから早く寝なさいと答えを避けた。

さなえは公民館の片付けをしていた。
「さなえ先生もなんかいっててください」と
聖一郎にふられたことを思い出していた。

聖一郎は、「この島の人たちは大丈夫かな
自然のありがたみがわかってない。
自然と一体となって生きるのが本来の姿だ」というが
前日にもらったたこは、そのまま外に捨てられていた。
また、パンを食べている聖一郎を見て
詩音は、「これも自然食品?」と聖一郎に聞く。

瑠璃は、朝から機嫌が悪かった、
そこに沖縄県土木建築課の人間がやってきて
島の浜辺に杭を打つ。
男たちは、瑠璃が勇造に作ってもらった椅子まで
投げ捨ててしまう。

その頃、治衛も電話を受け、島の調査のことを聞いておらず
慌てる。
そこに、荘平がやってきて、瑠璃が工事現場の人間と争っていると
知らせにきた。

詩音も瑠璃と工事現場の人間との争いに向かおうとするが
聖一郎がそれを止めた。
瑠璃が暴れる中、勇造が間に入り謝る。
しかし、瑠璃は、なぜ勇造が謝るのか納得できない。
「なんで謝るんだよ!」
そこに恵が、瑠璃の頬をひっぱたく。
瑠璃は、泣きながら飛び出していった。

宮原家では、詩音が、どうしてあの時自分を
止めたのかと聞く。
暴れたってどうなるわけでもないという聖一郎に
詩音は、「父さんは、やってることと言ってることが
バラバラなんだ
一番弱虫なのは父さんなんだ!」と反発。
聖一郎は、詩音を叩く。
にらみ合う2人だったが、詩音も家を飛び出し
桟橋に向かう。

仲間家では、勇造が恵に
何もみんなの前で叩くことないだろう
瑠璃の気持ちもわかるというが
気持ちがわかれば何をしてもいいの?と答える恵だった。

瑠璃は、一人高台にいると、詩音を見つけ
2人は合流する。

瑠璃は、島のみんなや、お父さん、お母さんのこともわからなくなったというと、詩音も、今まで我慢したり、父さんの言うことを聞いていたが信じられないと
聖一郎に対して反発。
詩音は、島を出ることを計画し、瑠璃も誘う。

2人は帰り際、さなえと会う。
詩音は、「明日!」といって帰っていく。
さなえは瑠璃に
「あなたが島を思う気持ちはわかるけど・・」というと
「もういいです。わかりました」と瑠璃もまた走っていく。

治衛と荘平は、今朝瑠璃が暴れた件で
謝りにきていた。
何を言われても怒るなという治衛だったが
話が瑠璃のことに及ぶと
「俺のことはなんといわれようとも
あの子のこと・・瑠璃のことを悪く言うのはゆるせねえ」と
キレてしまう。
荘平は、その様子を苦笑いしながら見ていた。

詩音はこっそり島を出ていく準備をする。

治衛は、ケガだらけの顔だった。
勇造は、事情を荘平から聞いていた。
荘平は、俺たちがこばんだ、そのゴミは別のところに
別の町に埋められる。
誰かに押し付けてしまうことになると
話す。

翌朝、こっそり船に乗り込む詩音。
瑠璃も詩音を止めるためにやってくるが
船に乗り込んでしまい、船は走り出す。
船は、どんどん進む。
島も見えなくなってしまった。
どこに行くの?と聞く瑠璃に
「わかんないよ。わかんないけど」と繰り返す詩音。
「じゃあ逃げたいだけ?
詩音くんにも夢があったでしょ?」と瑠璃が聞くと
なんと船が止まってしまう。
もともとあまり燃料が入っておらず、燃料切れだった。
止まったのは、海の真ん中。
しかもこの場所は、8時になると潮の流れが変わり
引っ張られてしまうという瑠璃。

島では、瑠璃や、詩音がいなくなり
騒ぎが大きくなっていた。
聖一郎は、詩音が船の運転ができないため
瑠璃のせいにしようとする。
燃料が入っていない舟だということもわかっており
海の真ん中で漂流でもしたら・・と茂が不安な声で
つぶやく。
聖一郎は、「そんなに嫌だったのか・・だからって
なんでこんなことを・・」と怒っていた。

瑠璃たちが乗る船が、どんどん流されていた。
頭上にヘリコプターが見え、詩音が立ち上がろうとしてしまう。
「立っちゃだめ!」と瑠璃が止めるが
2人は、バランスを崩し船から落ちてしまう。
瑠璃は、大丈夫だよ、大丈夫だよと
詩音を励ます。
「どうなっちゃうんだろう・・ごめん僕のせいで・・」と
泣き始める詩音。
そこに船が見えてくる。
勇造だった。

家に戻り、着替えの済んだ瑠璃に、恵は、昔この島が
井戸水だったころの話をする。
島には、海底水路の話が持ち上がったが、勇造は、サンゴの保護を訴え大騒動を起こしてしまう。
測量に来た人を殴り倒して3人も病院に入れたほどの騒ぎだった。
しかし、現在。
島には、水路が引かれ、勇造もその水を使っている。
恵は、「この人、そういうことを知ってるから」と
瑠璃に話す。

勇造の気持ちも複雑だったんでしょうね。
今回の開発の件もすべてはいいことばかりではないと
いうことなのでしょうか。


学校では、さなえが聖一郎に
「私が詩音くんの気持ちがわかれば
私が島のことを軽々しく話さなければ」と
謝る。
今日のことは、教育委員会にも伝わるとのことだった。

すると聖一郎は、「まったくここの教育現場も結局どこも同じで・・」と
言葉を荒げる。
「あなたは、都会の子供と向き合ったことがないから
そんなことがいえるんです」という。

そんなさなえに前校長の学は、
「あなたが一番大切にしたいのはなんですか?
教育委員会へのメンツですか?」と問いかける。
さなえは、「一番大切にしたいもの・・」と自問自答する。

聖一郎が家に帰ると
詩音は、真っ暗な中落ち込んでいた。
部屋は停電で電気が止まっており、聖一郎は、ろうそくを取り出す。

聖一郎は、「これが本当に父さんの理想の生活なの?
僕には、そうは思えない。
父さんは無理してるようにしか・・」というと
聖一郎は、またもや詩音を叩こうとする。
しかし、詩音は、その手を止めた。
詩音は、「ごめんなさい」と家から飛び出す。
詩音が出ていくときに灯油缶が倒れ、緩んでいたふたから
灯油が流れていた。

詩音が飛び出すと海のそばで瑠璃が三線を弾いていた。
詩音は、瑠璃の三線を聞き
自分たち家族の過去の出来事を語る。

聖一郎は、去年自殺未遂を起こしていた。
有名新学校の教師として一生懸命だったが
引きこもりの生徒を無理やり外に出し
学校に連れてきたという。
しかし、その生徒は、自殺。
詩音の幼馴染でもあった。

聖一郎は、周りから責められ、自分も責めた。
「父さんは、かわいそうなんだ」という詩音に
瑠璃は、自分のことより、お父さんの心配ばかりしていると
詩音から夢を聞きだそうとする。
「ないよ」という詩音だが
「嘘だよ」と、瑠璃は、詩音の携帯を渡す。

携帯には、たくさんのメールが届いていた。
「いいね。仲間がたくさんいてという瑠璃に
詩音は、「将来大学の駅伝の選手になりたいと
夢を語る。
「でも、父さんにおまえは無理だ
無駄な夢を見ていると人生を遠回りすることになる」と
反対されたという。

話をしている最中に、瑠璃は、足をさそりに刺されてしまう。
詩音は、慌てて瑠璃の足の傷のところから毒をを吸出し
「こうするといいって。前に映画で見たことある」というが
瑠璃は、さそりは小さいし、消毒すれば平気という。
力の抜けた詩音だったが、ありがとうという瑠璃に
2人は笑いあう。

家では、一人自棄酒を飲む聖一郎だが、
怒った拍子にろうそくが地面におち、
こぼれた灯油に引火。
家が家事になってしまう。

火は燃え上がるが、聖一郎は、詩音が大事にしていた
靴をみつけ戻る。
外にでようとすると、今度は、上から天井がおちてきてしまう。

瑠璃は、詩音に携帯を返そうとするが
やっぱ持っててくれる?と詩音

2人が詩音の家に向かっていると
家が家事なことに2人は気づく。

詩音は、慌てて家に入ると
板に挟まれた聖一郎が、詩音の大事にしていたくつを渡す。
「父さん!」と叫ぶ詩音

島では、茂と浩二が歩いていると
火の粉が上がっているのがみえ、慌てて
火事現場に向かう。

「父さん!」
「俺はもういい・・」
そこに浩二と茂がかけつけ
聖一郎を救い出す。

聖一郎の傷の手当ては、佳枝にやってもらっていた。
「父さん、なんであの時もういいなんていったの
なんで?あきらめようとしたの?」
「火がせまっていて
動けなくて、そしたらなんだかもういいかって
そういえば、さなえ先生から鳩海島のことを聞いて
写真をみてここでならやり直せるって
でも、なぜかああ、こんなところで死ねたらなんて思った」
それを聞いて詩音が泣く。

その様子を見てさなえは
「親がそう思うのは勝手です。
でも、でもどうしてそういう時 子供を巻き込むんですか?
子供は、子供っていうのは、
そんな簡単に大人の都合で生き方を変えられないんです。
お父さんは悩んで考えたかもしれない。
でも、子供にとってはある日突然なんです。
突然突きつけられるんですよ、大人の事情を。
子供は、なんとか合わせようとついていこう
だって、親なんだから。
なのにこの島で死ねたらなんて
そんなの、子供が聞いたらどう思いますか?
私が一番大切にしたいのは、理解しないといけないのは
生徒の気持ち、心の痛みなんです。
もしそのことを親が気づいていないなら
それをきちんと伝えることなんです。

私があなたが詩音くんの父親であることを
まず考えるべきでした。
詩音くんが一人で島を出て行ったとき
島を嫌で出て行ったんじゃないと思います。
子供にとって育つ環境は大事だと思います。
ほんとに子供を育てるのは
道しるべを見せてあげるのは
その子の身近にいる大人じゃないでしょうか。
大人たちの生き方をみて、信じて育っていくんだと思うんです。」
と話す。

学からの“あなたが一番大切にしたいのはなんですか?”という
答えも出てましたね。


瑠璃は、再び彫り物をしていると
そこに詩音がくる。
瑠璃は、先日詩音を連れていこうとした木のところにつれていく。
木が別れているところに行き、
「こっちが女そっちが男
片手で木を触って
こうしてね、片手で木をふれたまま、お互いもう片方の手を伸ばして
近づけるの。
その2人が手をつなげたら、大人の恋人同士でつきあってもいいんだって」

2人の手は近づいていく。
しかし、あと数十センチたりない。
すると、詩音は、木から手をはなして
瑠璃の手をひっぱって肩をつかむ
「ぼくは、この島が好きだ
だってここにはきみが・・」
「ねえ、私さ、この島にきてまだ3年も経ってないけど
いろんなことを教えられた。
人は人を信じるには勇気がいることとか」

「勇気・・」
「あたしを信じる勇気ある?
信じる?信じない?」
「信じる。」と詩音
瑠璃は、詩音の手をにぎって「行くよ!」と
走り出す。
2人は、小道をとって
海に飛び込んだ!
「さいっこうでしょ!」
「最高!」と詩音も叫ぶ。

詩音が瑠璃を引っ張ったところは
なんだかドキっとしましたね。
でも、2人は、まだ14才。
慌てなくもいいですよね。


「ねえ、もうさ、帰んなよ東京に」
「え?」
「夢とかあきらめないでよ」
瑠璃は、泳いでいく。

桟橋を走る瑠璃は、歌を歌いながら泣いていた。

ほんとは、詩音に東京に帰ってほしくないですよね。
でも、瑠璃はえらいなって思いました。
いろんな思いの涙です。


聖一郎は海をみていた
「だめだな父さんえらそうなことばかり」
「ぼく、信じることにしたから
いつかまた前みたく強くて優しい父さんになってくれるって
だから、だから、僕の夢も信じてよ
うなづく聖一郎。」
いとおしそうに詩音の頭を抱えた
空には天使の梯子が見えていた。

勇造のもとには治衛が来て、ゴミ処理施設の件について
他の島が名乗りを上げたと知らせる。
荘平は、「素直に喜んでいいのか」と複雑な顔を見せる。
実は、西側のカマドおばぁの土地を使うという話は
カマドおばぁ自らの意志だったのだ。
自分の土地を国民のために使えないかと思っていたのだという。
そのことを恵は、カマドおばぁから聞いていたのだ。
「あとは島のみんなで考えてくれって」と託されていた。
治衛たちは、俺たちは、瑠璃ちゃんみたいな子供や、カマドおばぁみたいな
おばぁもいて、島の行く末を考えていたが
情けないと反省をしていると、
そこに聖一郎と詩音がやってくる。
東京に帰るという報告だった。

「私は自分は正しい、間違ってない
そのことをわからせたいがために
ひとりよがりでいました。
でも、こいつは私を理解しようとしていた。
こいつに支えられた。情けないです」と聖一郎。
「よかったね。詩音くん。
君自身の未来を考えていいんだよ」とさなえ
詩音は、先生ありがとうございました」と頭をさげ
さなえに手を差し伸べる。
さなえは、両手で詩音の手を握った。

前校長の学は、近いうちに家族をつれて島に移住してくるという。
「前校長・・」というさなえに
「いや新入生の親です」とまたもや、肩書きが変わる学。
そして「さなえ先生、なんだかいい顔つきになってます」と伝えた。

学は、やっぱり教育者なんですね。
子供たちだけでなく、教師の指導者でもありました。


「忘れるとこだったこれ」と
「瑠璃は、詩音に携帯を返す。
「約束、駅伝の選手になったら絶対知らせること。
応援するから。テレビで」
「え・・」
「うそうそ、行くから。
沿道で大騒ぎして応援してあげる。」
「それはそれでうざかったりして」
2人は笑う。

「それ、ちょっといじらせてもらったから」
詩音の携帯の待ち受けが島のみんなの写真になっていた。
「ありがとう。」と詩音

勇造は、聖一郎に
「ここは、そんなに特別な島なんだろうか。
ここに住んだ時俺はよくわからんのです。
でも、これだけは言えます。
すくなくとも逃げてくる場所じゃない
ましてや、死ににくるところじゃないってことです」
「はい・・」と聖一郎。
「俺はやっぱりここで生きたいっていう人に
来てもらいたい」
「はい・・」
「みんな宝ものなんだ
海もサンゴも魚も子供たちも」

瑠璃は、さなえに島の心がひとつになるような体育祭できないかなとアドバイスを求めると
さなえは、島を一周するのに島のみんなで襷をつないで
駅伝はどうかと提案する。
「それだ!先生ありがとう!」と瑠璃はかけだしていく。

瑠璃は、自分の産みの親、直に手紙を出した。
『お母さん突然の手紙びっくりした?
なんか手紙書きたくなりました。
ここ何日か島でいろいろあって
詳しく書かないけど、元気です』

「書けよ」と直は、手紙を読みながら
突っ込む(笑)

『同封のものはわたしが堀ったお母さんのものです。
かわいいでしょ』
母の顔の彫りものが同封されていた。
一緒に島の砂がこぼれる。
星の形をした星の砂だった。

「ほら、君のお姉ちゃんからのプレゼントだよ
あとでパパのほっぺにもつけちゃおうか」と
直は、ベビーカーに乗る子供に星の砂を見せる。

『これからが問題です。
島の人たち全員で駅伝大会をすることになりました』

瑠璃は、駅伝大会で宣誓する。
「宣誓!
私たちは、鳩海島に住んで生きている。
この島が大好きです
だからこれからもいろんなこと嫌なことつらいことあるかもしれないし
考えてることもバラバラになるかもしれない
私思ったんです。
この島が開発されてビルとかたくさん建ったらどうなるんだろうんって
ゴミがたくさんになって島がゴミに埋まったらどうしようって
でも私は、ここがコンクリートで敷き詰められたって
ゴミに埋もれても関係ないって思った。
ここがどんな島になったとしてもみんなが、島のみんなが
笑って暮らせるならそれでいいって
みんなが笑顔でいられる島ならどんなだって
わたしはかまわない。」
瑠璃は泣き出す
かまどおばぁが拍手する
みんなも拍手する
「さあ、走ろう」と勇造が、瑠璃に声をかける。
最初に浩二がかまどおばぁを抱えて走る。
次は勇造。恵、佳枝、治衛、荘平、奈津美、茂
学、次は島の子供たちに襷が渡る。
いずみが走り出すと、畑の横から照明が顔を覗かせる。
『いっちゃん 頑張れ』
いずみは、照明の笑顔に微笑んで走る。

照明さんの出現、うれしかったですね。
島には、照明さんもちゃんと生き続けてます。


次は、さなえ、聖一郎、詩音に繋がる。
「詩音、頑張れよ!」と声をかける聖一郎。

『私たちは、きっととても大きなものを背負ってしまったなと思う。
ここに来るはずだったゴミもどこか別の島がひきうけてくれた。
そのことはきっと誰も忘れない
忘れちゃいけない。
ここは、人が生きる島
人が生きていく島
人が逃げてきたり自分を捨てにきたりする島じゃない
島は、わたしたちの命
わたしたちは、島の命』

最後の襷は瑠璃へ。
瑠璃はゴールに向かう。
みんな笑顔で瑠璃を迎えていた。
「瑠璃ー走れー!」と勇造
瑠璃はゴールテープを切った。

(終)

『瑠璃の島』では、風景もそうですが
音楽でも癒されますね。
少し背の伸びた瑠璃や、大人っぽくなった神木くんの成長が
うれしかったです。
2人とも美男美女になりそうな予感ですね(笑)
島では、リゾート開発の話が持ち上がると同時に
詩音と聖一郎の親子関係も浮き彫りになります。

リゾート開発は、島に橋ができるのと同時に
ゴミを埋め立てることが条件になっていました。
反対する瑠璃。
もちろん島のみんなも複雑な表情を見せますがこの島が
ゴミを拒否すれば他の島が埋め立てられると
決していい話と手放しでよろこべるものではありませんした。
ゴミは、結局他の島が引き受けてくれることになり
鳩海に埋立地が作られることはなくなったけど
それでも、この出来事を忘れてはいけないんですね。
瑠璃が駅伝の宣誓のときにいった言葉
『ここがどんな島になったとしてもみんなが、島のみんなが
笑って暮らせるならそれでいいって
みんなが笑顔でいられる島ならどんなだって
わたしはかまわない。』
これが答えなのかなと思いました。

宮原親子が帰ってしまうのは残念でしたが
いつか瑠璃と詩音がまた大きくなって再会できる時が
くるといいなと思ってます。


瑠璃の島スペシャル2007公式HP
↓こちらは、2005年の時のものです。
瑠璃の島

『瑠璃の島』全話記事

ありがとうございます。これからも頑張ります!よかったらプチっとお願いします☆
TV DramaRanking

B0009YGWLS瑠璃の島 DVD-BOX
森口豁 成海璃子 竹野内豊
バップ 2005-09-22

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B000803COS瑠璃の島
羽毛田丈史 TVサントラ
ワーナーミュージック・ジャパン 2005-05-11

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ビジュアルストーリーブックです。
482039939X瑠璃の島
日本テレビ放送網 2005-06

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原作です。
4773629061子乞い―沖縄孤島の歳月
森口 豁
凱風社 2005-04

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キャスト
藤沢瑠璃…成海璃子
仲間勇造…緒形拳
仲間恵…倍賞美津子

宮原聖一郎…田辺誠一
宮原詩音…神木隆之介

有川いずみ…永井杏
米盛照明(故人)…小日向文世

新垣治衛…平泉成
新垣佳枝…市毛良枝
宮園荘平…塩見三省

松隈浩二…勝村政信
松隈奈津美…西山繭子
カマドおばあ…吉田妙子
島袋さなえ…小西真奈美

斉藤茂…賀集利樹
斉藤美月…井川遥
藤沢直…西田尚美
小浜学…岸辺一徳



posted by まりこ(^▽^) at 17:06 | Comment(2) | TrackBack(1) | スペシャルドラマ・映画 | Edit

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コメントありがとうございます。
 まりこさんこんにちは。
 今回もドラマを見て、また鳩間に行きたいです(^o^;
 今回の鳩間での撮影はクリスマス前後に行われたようですが、ちょうどそのとき手前の石垣まで行っていたので、事前に知っていれば鳩間まで渡ったのにと後悔しています。
 それにしても、撮影期間中あまり天候が良くなくて、スタッフの皆さん大変だったのでは?
 皆さんのご苦労が画面を通して伝わってきました。
 今回のスペシャルも、瑠璃こと鳴海璃子さん自身が成長したこともあり、島のいろいろ考えさせられましたね。
 今回の島の開発話も、原作の「子乞い」の観光ホテル開発の話をヒントにしたのだと思いますが、島の発展と島の自然を犠牲にしての開発とどちらを選択したらいいのか、鳩間を含む離島の島民に対する問い掛けが、今回のドラマのメインテーマでした。
 そして、この難しい問い掛けに対する瑠璃の明快な解答「この鳩海島がコンクリートに埋めつくされても、島のみんなが笑って暮らせればそれでいい」。名言です。
 瑠璃の初恋相手の詩音君が、結局島を去ることになるのは残念ですが、島の孤独な暮らしに馴染めなかたった彼が、笑って暮らすには必要な選択だと思うし、瑠璃を含め島での楽しかった日々を忘れずにいて、目標に向かって努力し続ければそれでいいと思います。
 話題が盛り沢山でリッチなドラマでしたが、最後の瑠璃の明答に救われました。
 鳩間の天気がいい春からまた再開してもらいたいドラマです。
Posted by buschan at 2007年01月10日 12:55
buschanさんへ
今回の瑠璃の島は、いろいろなことを考えさせられましたよね。
私も瑠璃が出した明答に、うんうんうなづきながら見てました。
詩音くんが帰ってしまったのは残念でしたが
私はきっと再会する時があるのではないかと
にらんでます(笑)
毎年やるようなスペシャルドラマになるといいですよね。
また続編が見たいです。
Posted by まりこ(^▽^) at 2007年01月24日 07:54
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《瑠璃の島SP2007 初恋》
Excerpt: 旅行のパンフレットは、確かに素晴らしい。早苗が話したことは、波紋を呼んで、島民が二人増えた。宣伝文句に釣られて美味しい所だけ想像を膨らませて、東京の有名校の学年主任まで勤めていた聖一郎が、子連れでやっ..
Weblog: まぁ、お茶でも
Tracked: 2007-01-25 16:15
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