Top 2010年(4月〜6月) >Mother 第三話「母の手のぬくもり」
2010年04月29日

Mother 第三話「母の手のぬくもり」

室蘭から東京に逃げる途中で無一文になってしまった奈緒は、事件や継美のことは伏せたまま母親の籐子(高畑淳子)と再会し、お金を借りる。
ひとまずビジネスホテルに宿を取った奈緒は、翌日から仕事と住む場所を探し始める。

留守番をしていた継美は、一人おもちゃ売り場に来ていた。
継美をこっそり見続けていた羽菜(田中裕子)は、思わず躓いてしまいおもちゃが落ちてしまう。
「大丈夫?」と声をかける継美。
そこで継美は羽菜の衿のところにクリーニングのタグがついているのを見つけ、外し、うっかりさんだねぇと笑う。
そんな継美に羽菜も笑顔になり・・。
それ以来“うっかりさん”として継美と図書館で会うようになる羽菜。
公園で一緒に逆上がりを教えたりすっかり親しくなる。

継美は、図書館で絵を書く。
羽菜は、店の粗品のボールペンを継美に渡す。
「継美ちゃんは何色が好きなんですか?」
「水色」という継美。
「水色無いですね。
み・・れ・・な・・?
れなちゃんって子にもらったんですか?」と
色鉛筆の名前を見る。
名前シールは剥がしてあったものの
名前の部分が少し残っていたのだ。
「それで水色が無いんですね」
継美は複雑な表情で・・。

羽菜は、文房具店で水色の色鉛筆を買う。
図書館に戻ると奈緒が迎えにきていた。
羽菜は、そっと隠れる。
「お母さんこれ」と星占いの本を差し出す。
継美ね、8月3日。しし座。お母さんは?」と聞く継美。

「お母さん誕生日がわからないの。
施設の人が決めた誕生日はあるんだけど
だから星座はわからない」という奈緒。
「ほんとのお母さんに会えるといいね。」
「会ったら困る。どんな顔だったかもわからないし私もどんな顔していいのかわからないし」

その会話を聞いた羽菜は、そっと色鉛筆を机に置き
立ち去ろうとするが、また本にぶつかってしまい
継美たちに気づかれてしまう。
「いつも娘が遊んでいただいて」とお礼を言う奈緒。
奈緒は、ホテルの隙間風と雨に濡れたりしたせいで
咳き込んでいた。
「お風邪ですか?熱は?」と聞く羽菜。
「大丈夫です」という奈緒。
本を拾う二人の手が一瞬触れる。

「ほんとに申し訳ありませんでした。
ほら、うっかりさんに遊んでもらったお礼。
・・ごめんなさい私まで」
「うっかりさんで結構です」と
羽菜は、たち去る。

そんなとき奈緒の妹・芽衣(酒井若菜)と果歩(倉科カナ)が奈緒のもとへ訪ねてくる。
奈緒は二人に継美を「娘よ」と紹介し、父親は室蘭の研究室で一緒だった人と嘘をつく。

そのころ室蘭で怜南の事件を取材する駿輔((山本耕史)は、怜南の母親・仁美(尾野真千子)を調べ、交際相手の男とともに怜南を虐待していた可能性を確信し始めていた。
駿輔は、仁美から怜南の写真を手に入れ・・。

奈緒はようやく清掃員の仕事を見つけ、その日から働き始める。
一方、図書館が休館日でホテルでひとり奈緒の帰りを待つことになった継美だったが、体調をくずし熱を出してしまう。
しかし、ホテル清掃に来た女性が外国人で、英語でまくし立てられ
部屋にいられなくなりやむなく外へ。
継美は、羽菜のもらったボールペンをもとに
羽菜に電話をかける。
「あのね、今から遊びに行ってもいい?」
「ごめんなさい。今お仕事中なの
うっかりさん今日は遊べないんです」と羽菜。
理容室で、お客と相手をしていたのだ。

「継美ちゃん聞こえますか?
「うん・・わかった・・
じゃあね」という継美。
しかし、熱のために呼吸が荒く
はぁはぁ・・と息が漏れる。
「ちょっと待って。継美ちゃん声どうしたの?」
「うっかりさん・・水色ありがとう・・」と継美は
朦朧としながら、お礼をいい・・。

奈緒はホテルに戻ると継美がおらず
留守番電話が入っていた。
そこには望月羽菜と名乗る女性から
メッセージが入っており、奈緒は羽菜の理容室へ向かう。

奈緒がいくと「しーっ」と口元に指を指し
羽菜がでてくる。
継美は、病院から帰って寝たところだという。
肺炎にはなっておらず
最低限の治療だけしてもらったという。
「継美ちゃんアレルギーありますか?
お母さんに確認しようと思って」と言う羽菜。

「保険証と母子手帳は、今持ってますか?」
「明日にでも持っていきます」という奈緒。
「申し訳ありませんでした。
私がダメなばかりにご迷惑かけて・・」
「迷惑じゃありませんよ」と羽菜。

「継美はどうしてあなたに具合悪いこと話したんでしょうか」
「いえ、継美ちゃんは、何もいいませんでしたけど
なんとなくわかったので」
「なんとなく?
そうですよね・・なんとなくわからなくちゃダメなんでしょうね」

「私は全然たまたまで
継美ちゃは泣き事とかいう子じゃないみたいだから
気づかなくても当然でしょうし」
「言わないんじゃないです
言えないんです」という奈緒。

「私、無理させているから
北海道から引っ越してきたばかりで
隙間風が入るホテルで・・」
「ホテル暮らし?ご実家とかは?」
「迷惑かけたくないんで」と奈緒。
「ご実家なら迷惑かけてもいいんじゃないですか
ホテルよりずっと安心するはずですよ」と羽菜。
「私、里子なんです
5歳のときに実の母に捨てられちゃって」
「そう・・」

「といっても、当時のことはほとんど覚えてないんです。
嫌な思い出を忘れるのは得意で」
「そう・・」

「どうして捨てられたのか自分がどこで生まれたのか
誕生日さえ覚えてないし
何より、一番覚えてないのが母の顔で
ふ・・笑っちゃうんですけど
自分の誕生日もわからないっていうのはなんていうか
何か生きてる気がしないっていうか」
「あなたはちゃんと生きてるわ。本当よ。」と羽菜。

「でも、多分決めたんだと思います。
生きるためには心を殺そうって
あの日、あ・・
ごめんなさいこんな話。
人に話したことなかったんですけど・・」

「私でよければ。」と羽菜が促す。

「私決めたんだと思うんです。
あの日、母に捨てられたあの日
頭じゃなくて、この手が決めたと思うんです。
多分ちょうど今頃の季節
いくつかの電車を乗り継いで、母は私を連れて
出てきました。
デパートの遊園地で
母は好きなものに好きだけ乗りなさいっていいました。
楽しかった。すごく。
すごく楽しかった。」
「そう・・」
そう呟きながら
羽菜は、一点を見つめたまま
表情を崩さなかった。
奈緒の思い出話は続く。

「一つ下の階の食堂に行って
母は、好きなものを食べなさいといい
私はお子様ランチを食べました。
おまけの着せ替えセットが欲しかったから
でも、多分切らしてたんでしょうね。
おまけは男の子用のおもちゃで
私はひどく泣きました。
母は、私の機嫌を直そうとして洋服を買ってくれました。
それでも私は泣き止まなくて
母は困ったと思います。
あの日母は私に楽しい思い出を残そうとし
泣いてる私を捨てるには、気分的に嫌だったのだと
思います。

茜色の夕日が鉄塔の向こうにありました。
母が急にふとその場にしゃがみ
「お母さん」と私が声をかけると
手に何かを握らされました。
たんぽぽの種でした。
ふっと母の小さな息遣いに
たんぽぽの種が舞い上がって
私はようやく泣き止み笑いました。

次から次へ
たんぽぽを見つけてきて
私、うれしくて笑いました。
よくわからなかったんです。
笑ったらそのときが合図なんだって。
笑ったら母はいなくなるんだって。
母は、私の笑顔を見て
そして手を握りました。
私言いました。
手じゃないよ。たんぽぽの種ちょうだい」

「新しいたんぽぽの種をもらうと
私は夢中になって種を飛ばし始め
気がつくと母はいなくなっていました。
どうして泣きやんでしまったんだろう。
どうして、手を離してしまったんだろう。
あの時笑ったりしなければ
母は私を捨てなかったんじゃ・・」

奈緒の目から涙がこぼれる。

「母の顔も背格好も忘れたけど
あの時の手の感触だけはどうしてか
今も覚えていて
町ですれ違う人たちの手を見ると
想像・・想像をしてしまうんです。
この人なんじゃないか
さっきの人なんじゃないか
顔はわからないけど一人、また一人
何十人、何百人、何千人、何万人と誰かの手をにぎっているうちに
いつか母の手に出会えるんじゃないかって
この手が母の手だって気づくんじゃないかって
そんな・・そんなバカな想像をして」

羽菜はお茶をすする。

「すいません。なんか・・」
首をふる羽菜。
「うっかりさん話しやすくて
あ・・ごめんなさいまた・・」
「ううん、継美ちゃんどうしたかしら。
私ちょっと下の片付けしてきますね」と立ち上がる。

「会いたい思うことある?」と羽菜
「はい?」
「その実のお母さん。」

「無償の愛ってどう思います?」と奈緒
「無償の愛?」
「よく言うじゃないですか。
親は子に無償の愛を捧げるって
あれ私逆だと思うんです。
小さな子供が親にむける愛が
無償の愛だと思います。
子供は何があっても、たとえ殺されそうになっても
捨てられそうになっても
親を愛してる。
何があっても
だから親も絶対に子供を放しちゃいけないはずなんです。
それを裏切った人には
会いたいとは思いません。」

「そうね・・そうよね・・
継美ちゃんのためにも実家のお母さんのところに帰るのが一番いいんじゃないかしら。
あなたを一番愛してるのはその方だと思いますよ」という羽菜。

台所で羽菜は、苦しみを吐き出すように
泣いていた。

籐子が、羽菜のもとへやってくる
思わず叩こうと手が上がる。
「名乗ったの?
一緒にいた女の子は?
いいわ。
そんなこと本人に聞くから」

「ごめんなさい・・」
「あなたにあの子と会う資格あるの?
二度と会わないで。」
「はい。もう会いません。
ただ、一つだけお願いがあります。
あの子に、奈緒に教えてあげてほしいことがあります。
あの子の星座はみずがめ座
1975年1月31日
それが奈緒の誕生日です。
お願いします」
「そんなこと、今さら教えられるわけないでしょ」と
籐子はでていった。

羽菜は、新聞記事をみる
『室蘭の小1捜索』
『道木怜南』という名前。

『れなちゃんって子からもらったんですか?』
『継美ちゃんは何色が好きなんですか?』

新聞記事の怜南が身に着けていたという『水色のマフラー』
羽菜は、気づき倒れこんでしまう。

その頃、奈緒と継美は公園へ
奈緒は、「お熱さがったばかりでしょ」というが
「一回だけ」と
継美は鉄棒へ。
継美の逆上がりができ奈緒は
うなづいて微笑む。

駿輔は、鈴原家に向かい・・。

※※
見るたびに胸がいっぱいになってしまいます。
継美が親しくなったことから
実母と知らずに羽菜と会う奈緒。
奈緒が母に捨てられた時のことを語るシーンでは
奈緒の寂しさもそうですが、
羽菜がどんな思いで聞いていたかと思うと
胸が引き裂かれそうでした。
台所での嗚咽も苦しかったですね。
どれだけ、私が実母だと名乗りたかったでしょうか。
でも、奈緒は会いたいと望んではいません。
それもまた、悲しい・・・。
羽菜が奈緒を手放さなくてはならない理由も
早く知りたいですね。

羽菜は、とても重い病気を抱えているようですね。
病院のシーンで「身内はいないんですか?
生きがいがあるだけで
半年が一年になる患者さんもいるんですよ」
といわれてました。
おそらく余命が宣告されてるということですよね。
このあたりも、奈緒に伝わることができるでしょうか。

奈緒の妹、芽衣も結婚式を控え妊娠してるようですが
どうやら子供に異常があるようです。

虐待する母、産んでも育てられない母、自分の子じゃない子を育てる母・・そして身ごもっても産めない母?
いろんな母があり、そして葛藤を抱えた娘たちがいます。

ただ、記者の駿輔が、奈緒と怜南の秘密に近づくのはもう間近に迫っているようです。
羽菜と奈緒、怜南の関係は?
秘密は守り通せるのか?
このドラマの行く末は、まだわかりません。


引用元…Mother 公式HP
Mother Wikipedia

視聴率
11.8→12.0

ありがとうございます。これからも頑張ります!よかったらプチっとお願いします☆
TV DramaRanking

主題歌
hinaco 「泣き顔スマイル」(rhythm zone)

関連記事
Mother 第一話
Mother 第ニ話

キャスト
鈴原奈緒(35) - 松雪泰子
鈴原家の長女。小学校の教諭。
藤吉駿輔(33) - 山本耕史
雑誌「週刊サプライズ」の記者。健輔の弟。
鈴原芽衣(26) - 酒井若菜
鈴原家の次女。
鈴原果歩(22) - 倉科カナ
鈴原家の三女。
道木怜南≪鈴原継美≫(7) - 芦田愛菜
奈緒の教え子。
道木仁美(29) - 尾野真千子
怜南の母親。離婚後に真人と付き合う。
浦上真人(29) - 綾野剛
仁美の恋人。
木俣耕平(22) - 川村陽介
果歩の彼氏。
袖川珠美(36) - 市川実和子
大学病院の医師。
加山圭吾(33) - 音尾琢真〔TEAM NACS〕
芽衣の婚約者。
藤吉健輔(38) - 田中実
大学の准教授。駿輔の兄。
鈴原藤子(55) - 高畑淳子
鈴原三姉妹の母親。
望月葉菜(55) - 田中裕子
理髪店「スミレ」を経営している。

スタッフ
脚本 - 坂元裕二
演出 - 水田伸生、長沼誠
音楽 - REMEDIOS
サウンドデザイン - 石井和之
VFX協力 - 日本映像クリエイティブ
チーフプロデューサー - 田中芳樹
プロデューサー - 次屋尚、千葉行利
制作協力 - ケイファクトリー
製作著作 - 日本テレビ


posted by まりこ(^▽^) at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年(4月〜6月) | Edit

『どらまにあ』トップへ▲

コメントありがとうございます。
コメントはこちらからお願いします。
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

どらまにあ ストア


この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/148214962
トラックバックありがとうございます。
トラックバック大歓迎です。
重複したものは、こちらで削除しますので、お気になさらないでくださいね。
スパムや宣伝目的のもの、記事に関係ないものは、削除させていただきます。
同様にコメントも削除することがあります。ご了承ください。

『どらまにあ』トップへ▲

アクセス解析 アクセスランキング
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。