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2006年01月28日

白夜行 第三話 「さよならの光」

『太陽の下 亮(山田孝之)くんと歩くんだよ』
その雪穂(綾瀬はるか)の言葉を思い出しハサミを持つ亮司

菊池(田中圭)は、「オレはあいつにはめられたんだよ」と笹垣(武田鉄矢)に話していた。
雪穂は、『2006年11月11日』と書かれた切り絵を見る・・。




笹垣は、唐沢雪穂が西本雪穂だと見抜く。
桐原亮司も同じ事件に係わっていることから
「おまえら逃がさへんぞ」とつぶやく。

『幼い頃母を殺し父を殺したたオレたちは
過去を蒸し返そうとする人間の口を塞ぎ
時効の日まで共に生き延びることを決めた。
それまでの8年間は、まったくイメージがわかなかった』

図書館司書の真文(余 貴美子)は、来年卒業する亮司に来年どうするか聞く
小さな頃の夢は?と聞く真文に
海賊・・と答える亮司だった。

雪穂は、毎日のように江利子(大塚ちひろ)と一緒に藤村(倉沢桃子)と帰っていた。
雪穂は、藤村の家に笹垣が来ているのを見かける。

亮司は、自分の過去を知る松浦(渡部篤郎)に半ば脅されながら女性相手の売春を強要させられていた。
その日は、友人の園村友彦(小出恵介)が、女性の相手をしていた。
女性(西口奈美江・奥貫薫)も来ていたのだが、途中で帰ってしまった。

その頃の亮司は、自分にどんなことが待っているか
雪穂がどんな思いでいたかなんて知る由もなかった。

亮司のアパートに真っ黒いパーカーをかぶって
雪穂がたずねてくる。
藤村都の写真が欲しいというのだ。
笹垣は、藤本都の事件を立件し7年前の事件まで蒸し返そうとしていた。
雪穂は、自分が藤村の写真を持っていたほうが動きやすいという。
なんとかしないとつかまるでしょ?という雪穂に
亮司は、後悔し始めていた。
罪に罪を重ねてできれば穏やかに生きたいという亮司。
雪穂は、あたしがなんとかすると怒り出す。
驚く亮司に、
「あなたがコケたら私も終わりなんだから」と告げ帰っていく。

笹垣は、亮司の母・弥生子(麻生祐未)の元を訪れる。
亮司は、家を出て、こっちには、もどってきていなかった。
笹垣は写真を見つけ、現在の亮司の顔を目に焼き付ける。

亮司は、松浦にも売春の斡旋をやめたいと申し出るが
辞めることはできなかった。
ばかげた干渉だとはわかっていたが、亮司は人間でいたかった。
犯した罪に痛みを感じていたから
一つずつ良心を失っていくような感じだった。

雪穂は、学校のチャペルで、藤村から笹垣が、他の事件につながっているかもしれないからと
犯人を捕まえたがっていることを聞く。

笹垣は、亮司のアパートまで来た。
笹垣と目が合うと、逃げる亮司。
その様子を松浦が見ていた。

アパートの持ち主は、松浦になっていた。
部屋には、風と共に去りぬの本があり、
笹垣は、雪穂の家にも同じ本があったことを思い出す。

雪穂の家に電話が鳴る。
逃げ出した亮司からだった。
ハサミは、持ってきていた。
雪穂は、動揺する亮司にまず松浦に連絡を取るように指示する。
雪穂も、また亮司に電話しながら不安を隠せなかった。

藤村は、学校に登校すると、下駄箱で固まっていた。
自分の写真が入れられていたのだ。
雪穂は、藤村の手を取り、被害届けを出さないほうがいいいと思うんだと
言い聞かせる。
雪穂は、藤村を送っていくと、ちょうど笹垣が藤村の家に来たところだった。
雪穂は、入れ違いに帰っていく。
笹垣は、立件するつもりで、家にきたが、藤村は、被害届けを出しません!と
部屋に入ってしまう。
笹垣は、雪穂を追いかけ、藤村になにをしたか問い詰める。

雪穂は、笹垣にお元気そうでと挨拶をする。
亮司のことを聞く笹垣だったが、知らないと通す。
君と同じ本好きやったみたいやでという笹垣に
「皮肉な話ですね
被害者の息子さんと加害者の娘が同じ本好きだったなんて」と苦笑する雪穂
学校あるのでとその場を去る。

松浦は、笹垣に亮司のことを話していなかった。
松浦は、亮司のことを善人面してないで認めろという。
そこに友彦から相手の女性が行為中に死亡したという連絡を受ける。
女性の夫が暴力団員と知り、怯える園村は自首すると言いだす。
松浦は、園村の携帯の番号をさっと削除し、残りの始末を亮司に任せる。
亮司は「何とかするから」と友彦を帰す。
雪穂は、亮司から連絡を受け、ホテルに来た。

雪穂は、女性の相手が園村でないことにする方法を考える。
亮司は、罪を償って出直すという手もあるし・・と
雪穂に告げるが
雪穂は、園村と亮司の血液型を確認する。
ベッドのそばに落ちているコンドームの袋を見て
「完全に別の人と会ってたってこともできるよね」という雪穂
それは亮司に死体でヤレという意味でもあった。

じっと見つめる雪穂に
「オレのことなんだと思ってるんだよ!」と亮司は、言葉を荒げる。
これで辞めなきゃ切りねーだろ!という亮司に
雪穂は、「何のためにお母さん殺したと思ってるのよ!
ここでやめたらなんの意味もなくなるでしょ!」と叫ぶ

「同じことだっつってんだろ!バカ女!
一緒に太陽の下とか逃げ切っても幸せなわけねーだろ」という亮司に
雪穂は、観念し、一緒に行くという。

雪穂は、笹垣にも母にも過去を隠した生き方なんてありえないといわれていた。
「亮くんに言われたら終わりだよ
その通りだって、認めるしかない・・」

二人は、外を歩く
「ねえ、あたしたち普通のカップルに見えるかな」と雪穂
亮司は、手を指し出す
あはははと笑う雪穂
「笑うとこ?」
「だって昔とぜんぜん変わってないんだもの」
雪穂は、亮司と手をつなぐ
「亮くん、あたしさ最後にやりたいことがあるんだけど」
雪穂は、亮司をつれてある場所にいく。

つかの間のデートでしたね。
手をつなぐ二人が普通のカップルに見えました。


そこは教会だった。
雪穂がいた施設は、カトリック系だったという。
しかし、そこでの生活は、幸せなものではなかった。
マリア像の前で、施設のおじさんにいたずらされそうになった。
神の前でみな平等とか
信じるものは救われるとか
うそばっか。
「嘘ばっかついてんじゃねーよ!」と
雪穂は、チャペルの十字架をなぎ倒す。

「生かしてくれって頼んだ?
なんであのとき終わりにしてくれなかった?」

雪穂は、誰も救ってくれず、誰も守ってくれないのだと知った。
神経を張り、嘘をめぐらせ、だれにも心を開かず
たった一人築き上げてきていた。

雪穂は、机の上にあったマリア像を正面のステンドグラスに投げ込む
ガラスは、こなごなに割れ、散らばっていく。

「すっきりした。
ごめんね・・つきあわせちゃって」

『オレ、一体好きな女に何させてるんだろ・・』
亮司の気持ちが変わっていく・・

「オレさ、強くなるよ
こんなの二度と見たくないからさ」
雪穂の手をとり
「ごめんな。今まで一人で困らせて
オレ、頑張るから
雪穂がもう二度とこんなことしなくていいように
もう二度と手を汚さなくてもすむように
オレ頑張るから」

「後悔するよ
やり直すなら今だよ」
「誓う」
「何に?」
「唐沢雪穂に」

そこに警察が来てしまう
亮司は、雪穂の手をとり逃げる

『その日オレは最後の良心を捨てたんだ
死んだ女の中に
すべてをゼロに・・』

女性の遺体は、行為中の事故死ということになった。
女性の夫が誰といたか調べて欲しいと頼む。

笹垣は、亮司が、松浦の元に転がり込んでいると
訴えるが、署では、しばらく休めと相手にされなかった。

亮司は、『桐原亮司』という人生を終わらせることを決意する。
それは、桐原亮司が死亡した ということだった。

事情を知る松浦は、産んだ人には会っていけよと母の元に行くように薦める。

雪穂の部屋では、
「これ雪穂が作ったの?」と江利子が聞く
R&Yと書かれた刺繍だった。
雪穂は、母の礼子のことだという。

1999年3月
弥生子は、一人亮司の卒業証書を受け取っていた。
亮司の姿は、なかった。

家に亮司が顔を見せる。
亮司は、もう一人子供でも作ったら?と話す
「こんなバカ息子一人じゃ浮かばれないかなと思って」と亮司。
亮司が風呂に入っている間に、弥生子は、亮司のポケットから
死亡届けを見つける。

亮司が、翌朝抜け出すときに弥生子は、亮司に話す。
「亮司あんたさ 昔海賊になるって言ったの覚えてる?
お父さんがさ頼むから海賊はやめてくれ
せめて船乗りになってくれって
そういうことでいいんだよね?」
布団に入ったままの弥生子

「だからあんたは船にのったまま死んだんだって
そういうことでいいんだよね?」

「うん・・
ありがとう母さん」
弥生子は、布団の中で涙を流す。

すべてを悟って送り出す弥生子。
この人も母親だったんですね。
別れの言葉は、さよならではなかったけど
泣けてしまいました・・。


亮司は、図書館へ、
「オレここ出ることにしたんだ。
いつも心配してもらっていたから」と証書を真文に渡す。

「オレ、レッドバトラーになるよ」
「え?風と共に去りぬの?」驚く真文
「あのさ、卒業おめでとう!」
照れ笑いして頭を下げる遼介だった

雪穂は、『風と共に去りぬ』の本の中から手紙をみつける
死亡届と手紙が入っていた。

弥生子の店には笹垣がくる
「なんで急に飾ったん?」
カウンターの横には、ヨットの切り絵が飾られていた。

「船に乗ったのよ
死んだって書類が送られてきた」と笹垣に見せる。
慌てて見る笹垣
「もう二度と会えない・・」とつぶやく弥生子

『雪穂へ
オレね、夢がみつかったよ
笑われるかもしれないけど
おれ、レッドバトラーみたいに生きてみようと思う。
世間をだしぬいて金をもうけて
その金であなたを思い切り甘やかしたい。
例えばレッドがスカーレットにしたように
逃げ延びるための馬車をあげたい。
悪趣味なほど大きな宝石をあげたい。
そして、いつかは安らかな夜と、心浮き立つ朝をあげたい。
不公平なあの人が、あなたにくれなかったもの、
何もかもあげたい。
それが俺の夢。

実は、この話にはおまけがあってさ
俺、小さい頃海賊になりたかったんだよ。
バトラー船長は海賊みたいなものだから、
幼い頃の夢を追えるなんて、なかなか素敵な人生だと思わない?
夢をかなえる為に、死ぬだなんて・・』

雪穂は、電車に乗ろうとした亮司を引き止める

『とても幸せなことだと思わない?』

「ありがとう。亮
最高の卒業祝いだよ」
雪穂は、亮司に抱きつき キスする。

「亮がいることをあたしは、ずっとずっと知ってるから」
「よかった・・」

オレたちは、18才だった。

亮司は、西口奈実江の名刺をもっていた。


罪を後悔し始める亮司
罪を重ねる雪穂
二人の違いは、加害者と被害者の立場からだったんですね。
強気の雪穂のしたたかさは、
怖いほどでした。
けれども、こうするしかなかったんですね。
雪穂は、一人で戦っていました。
誰も助けてくれなかったから・・

教会のものを激しく壊す様子は、すごかったですね。
その爆発した雪穂を見て、亮司は彼女のために
自分の良心を捨てました。
もしかして、ここまで雪穂を愛してなかったら
亮司を止めることができたのかもしれない。
皮肉です・・。


ありがとうございます。これからも頑張ります!よかったらプチっとお願いします☆


関連記事・・
第一話
第二話

視聴率・・14.2 →13.4 →11.0
なぜ下がる・・?

原作では、まったく二人の内面は描かれず、接点すらなく、不思議な感じがしますが
雪穂と亮司の繋がりが背後に静かに流れています・・。
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亮司と雪穂をつなぐ本。
名作です。
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posted by まりこ(^▽^) at 00:41 | 東京 ☀ | 白夜行

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